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釉を調合する時、最も大切な素材は灰です。この灰の漉し方で釉調を左右する程大切な作業です。何目のフルイを使うか、水の量はどのくらいか、掻き混ぜた後にすくい取るタイミング等、言葉では言い表せないので、たくさん経験することが大切です。
[陶芸動画 01:09] |
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以前は、石臼等でついてから、水に入れ棒切れで、よく掻き混ぜたものですが、現在は、攪拌機等の機械を使用します。それを使う時に石をすり潰さないように注意してください。
[陶芸動画 01:20] |
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始めのうちは木屑、炭等、粕が浮きますので、これを取り除く作業をします。この時に早く取り除くと大切な灰も一緒に取り除いてしまうので注意してください。
[陶芸動画 01:21] |
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底の尖った柄杓を使います。落ち着いた砂を浮かせないようにするために、水面を揺らさないようにして、灰を含んだ上水をすくい取ることがコツです。すくい取った上水はフルイを通して桶から瓶に移します。この作業で大切な事は砂と灰を分離させることです。
[陶芸動画 01:20] |
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瓶の上水をすくい取り、桶に戻すと灰を無駄にしません。がしかしアクが強い灰を嫌う釉は上水を捨てて新しい水を入れて攪拌します。
[陶芸動画 01:16] |
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アクが必要な釉を作る時はフクイ灰(ふるって取った灰)と言って水簸さえしない事もあります。アクは、必要または不必要とは言わず、その釉に合わせてアクを抜いたり、残したりします。さらに窯のなかに残った灰のように高温で焼いた灰と炭から出来た灰のように低温で出来た灰とは、アルカリ度が異なるので注意が必要です。
[陶芸動画 01:33] |
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水簸して取った灰はなるべく多く取り無駄に捨てないように表面を揺らさないように上水を捨てる事が大切です。
[陶芸動画 01:36] |
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灰漉しには、大量の水を使うので雨水等を溜めておくと便利です。沈殿した灰は、かなり濃くなるので新しい水を加えて良い加減の濃さにしてから使います。乾燥させて使う場合もありますが手間がかかるので、このまま使用します。
[陶芸動画 00:53] |
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灰漉しは、その工房の秘伝であり、タイミング、フルイの目等、大切な事が多いです。黄瀬戸釉や古瀬戸釉等は灰で決まってしまう釉は、特に慎重かく丁寧に行います。釉調合で最も大切な要素のひとつです。
[陶芸動画 01:21] |
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