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二合灰とは長石10に対して外掛け2の灰を入れた釉の事です。この地区では、ほとんどこの釉を基に調合されます。ナマ合わせと言って泥状の長石と灰で調合するので、お互いの濃度を合わせる必要があります。この時、濃度計よりも確かな方法が、ナマ素地に塗って、それを爪で削り取って厚さを見ます。瀬戸赤津地区の陶土は、この方法を使います。
[陶芸動画 01:24] |
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お互いの濃度が決まったら、まず2000ccの長石をバケツに取ります。次に400ccの灰を加えれば出来上がりです。この基礎釉に酸化鉄を加えたり、銅を加えて鉄釉、織部釉を作ります。
[陶芸動画 01:34] |
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古くは灰古瀬戸釉が基礎釉でした。この釉は土灰10に対して千倉(長石の風化したもの)3の割合で混ぜます。この場合、土灰と千倉の濃度を合わせることを忘れてはいけません。
[陶芸動画 01:34] |
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この灰古瀬戸釉に赤楽と呼ばれる含鉄土石を2割加えることにより、黄瀬戸釉ができます。
[陶芸動画 01:01] |
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乾燥粉の含鉄土石を加える時はフルイで良く漉す事が必要です。この時のフルイの目は60目を使いますが、自分で何目が一番好きな釉が出来るか確かめながら選ぶとよいと思います。
[陶芸動画 01:00] |
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少しづつ水で薄めながらフルイを通します。材料は自然から取れる貴重なものです。無駄のないように使います。
[陶芸動画 02:19] |
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灰古瀬戸釉に銅を加えれば織部釉になります。銅は酸化銅、炭酸銅等、何種類かの銅釉を試してください。常に自分の好みの色、自分に合った釉調合が望ましく、数字だけのマニュアル通りの調合をしない事です。
[陶芸動画 01:25] |
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銅粉は3%から8%を目安にします。銅粉が多ければ濃い緑が出ます。桃山陶織部釉の銅粉は3%から5%であったと想定しています。
[陶芸動画 01:06] |
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二合灰の基礎釉で試してみます。鬼板(含鉄土石)や紅柄を加えて鉄釉を作ります。
[陶芸動画 01:09] |
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8%から15%の鉄を加える事により、古瀬戸釉が出来ます。
[陶芸動画 01:11] |
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