陶芸窯自体は断熱材、耐火レンガ、鉄板、鉄枠などで堅牢に製作されているために、倒壊や火災の心配はほとんどありません。

電気窯は炎を基本的には使わないために、換気やスペースなどの問題がなければ部屋の中に設置することも可能です。
一方、灯油窯・ガス窯・薪窯などは炎を使うために、換気扇と煙突の設置などが必要となってきます。安全面からも耐火構造の専用建物に設置することになります。

また電気窯を除いては、燃焼時に排煙や騒音が少なからず発生するため、近隣住宅への配慮が必要です。

窯は作品を焼成する道具に過ぎません。
自分の目指す作品に合わせて選ぶのが大切です。
仕上がり感は？還元焼成は？最高温度は？作品の大きさは？・・・・・・。
なお、自分の作品が入らないような小さな窯では意味がないので、最低限の炉内寸法を確保する必要があります。
ただし必要以上の大きな窯にすると、窯いっぱいにする作品を用意するのに数ヶ月かかり、年に数回しか焼成できません。これでは作成当時の熱意も冷め、技量の上達も望めませんので問題です。

窯の購入費用のは当然の事ですが、
それ以外に送料や搬入設置費用なども考慮に入れる必要があります。

予算の目安

搬入設置費用は 小型窯ほとんどが無料、中型窯5,000円～、大型窯20,000～
電気工事費用は、 単相200Vや三相200Vの電気工事1～15万円